インディアナポリス研究会コルツ部

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 E.James  
美しき日々。
  現在、評価急降下中のエッジさんである。

 コルツ時代は当然のように1500ヤードを超えていたラッシングもアリゾナに移って以来1000ヤードをどうにか超えるのがやっと。平均も4ヤードを割っている。意外にたいしたことない選手なんじゃないのという声もちらほら出始めている。
 一方で後任のアダイはスーパーボウルやNE戦での活躍、そして謙虚な性格と顔、といかにもファン受けするような成績と雰囲気を残している。相対的にエッジの評価が落ちるのも分からない話ではない。

 しかしどちらが上かといえばやはりエッジさんであると思われる。
 そもそも私見に依ればコルツのRBなどNFLに入るだけの実力があれば誰でも1000ヤードラッシャーに成れるのである。私でもタックルで壊されなければ500ヤードは走れる。(いや、無理か。)あれだけ馬鹿げたパスオリエンテッドなオフェンスを敷き、なおかつマニングのプレイアクションは天下一品ときたら、どうしても敵チームはゾーン中心で守らざる得ない。ブリッツも仕掛けにくい。となればランは普通に5ヤードは出る。1年怪我なく出場すれば1000ヤードラッシャーの完成である。その恩恵を最も受けたのがおそらくD・ローズであろう。レイダースで苦しんでいるのも無理はない。
 一方でどんなに優れたランナーでも2000ヤードラッシャーにはなりえない。そもそもそんなにキャリーさしてもらえないし、相手がゾーンで守っている以上ロングゲインは出にくい。1500ヤードが上限かと思われる。LTをもってしても1800は厳しいだろう。A・ピーターソンなら2000いくかもしれんが。

 一方、エッジさんの移籍したアリゾナ。ここは長年ランオフェンスに苦しんできたチームである。そして、いろいろOLをいじくってきた割りには結果が出ず、いわばその切り札としてエッジさんと契約した訳であるが、私見に依ればアリゾナのランが出ない最大の要因は金ばかり喰ってふがいないOLでもなく、RBの力不足に依るものでもない。実際、T・ジョーンズはシカゴで結果を出した。私の見たところ、それは優秀なレシービングTE不在のためである。優秀なレシービングTEがいない為に敵LBやSは心置きなくランストップに集中できる。結果当然ランは出ない。事実、NFLを見渡してみても強力なランオフェンスを誇るチームにはたいてい優秀なレシービングTEがいる。ATLのアルジ、BALのヒープ、去年のMIAのマクマイケル。SDとKCについては言わずもがなであろう。SEAとCHIにも優秀とまではいかなくともそこそこのレシービングTEはいる。もしくはいた。STLのマクマイケル獲得も、これはパッシングオフェンスをより華やかにする為と言うよりはむしろS・ジャクソンをより生かすためであろうと思われる。T・バーバーの台頭もショッキー入団と無縁ではあるまい。CLEのウィンスローなども同様だろう。もっともあそこまで行くと彼の担当はLBやSではなくCBになるのかもしれんが。
 反対にアリゾナ同様ランオフェンスに苦しむBUFには長年TE不在である。マゲイヒーのBAL移籍はそれが要因ではないだろうが。F・テイラーがその実力の割りには永らくスポットライトの当たらない要因のひとつは、JAXに優秀なレシービングTEがいないため、いまひとつそのランオフェンスが爆発しないためであろう。MINにも同じことが言えるのであるが、そこがA・ピーターソンの恐るべきところである。
 RBとTE、これはワンセットで捉えるべきである。

 思わぬ形でランオフェンス論になってしまったが、とにかくアリゾナに移って成績が落ちたからといって、それはエッジさんの力の衰えや力不足を証明するものではないということだ。なにしろRBにとって最も恵まれた環境から最も厳しい環境へと移ったのだから。それでも1000ヤードラッシングを達成したエッジは褒められてこそあれ、貶されるべきではない。仮にアダイがARIに移籍したならば1000ヤードはとても厳しいだろう。今のアリゾナで1500ヤードを達成できるのはA・ピーターソンぐらいではなかろうか。LTでも厳しいだろう。その状況を変えるのはエッジではなく、L・ポープの成長である。

 で、エッジさんの一選手としての能力はというと、手っ取り早く言えばLTの持つ様々な能力のパラメーターをひとつずつ下げた感じといったところだろう。現役NO2の万能型バックである。
 あともうひとつ、一コルツファンとして付け加えると、エッヂさんは、その風貌に似合わず、ここ一番には弱いといった印象がどうしてもある。それが後任者アダイとの決定的な違いであるように思われる。

 今年のスーパーボウルでは ”Colts is still my team."なんていうアリゾナファンから見たらどうなのだろうという発言もしていた。 また、アダイとも連絡を取り合っているみたい。
 そのうちRCAドーム、じゃなかった新本拠地に来る日もあると思うので、そのときは頑張って下さい。

 フルネームは Edgerrin Tyree James 。
                                    2007/12/24 あっ、クリスマスイブだ。
 
 G.Gardner  
テレビ嫌い。
 もはや彼が昨年コルツに在籍していた事を忘れているファンも多いかと思うが、昨季のコルツのSLBのスターター、ギルバート・ガードナーさんである。

 彼の印象をひと口で表すと、なんといっても、TV画面に映らない、である。それはもう怖いぐらいに映らない(正確には映らなかった。)。テレビに出るのが嫌いなのか、それはNFLのプレイヤーとしては致命的な欠陥だぞ、などと私は首を捻ったぐらいである。
 そもそもLBはオフェンスのQB同様、そしてCBやLTと違って、テレビに映し出されることの多いポジションであり、それゆえそのポジションの価値以上に人気のあるポジションなのであるのだが、そのポジションについていて、いくらSLBとはいえ、これほどテレビに映らないのはどういうことなのか、ソーントンの後釜としてその実力を計ろうとしていた私をはじめ、おおくのコルツファンは首を捻ったものである。
 
 その結果というべきか、シーズン終盤でコルツランディフェンス低迷の責任を取らされスターターから降格、その後釜を元MLBのスターターR.モリスが務めランディフェンスがそこそこ改善されるという珍現象が発生する。
 さらに今季はそのR.モリスが開幕当初に怪我そのままIR入り、代役のハグラーが彼等以上の活躍をするという更なる珍現象が発生している。

 最近しみじみ思うのであるが、やっぱりダンジーは年功序列でスターターを決めていると思う。このガードナーの一件といい、ハーパーやデビッドの一件といい。

 さてそのギルバート・ガードナー君であるが、当然のようにそのオフそのままコルツをリリースされ、そのままNFLから消えるのかと思いきや、そこは人気の元コルツLBという事でタイタンズと契約、貴重な4人目のLBとして今季を無事に過ごした模様である。テレビ嫌いは治ったのか。

 フルネームは分かりませんでした。
                                                 2008/1/19

 ライオンズ(西武ではない。)に移籍だってよ。バシーア、デムーリングのようになるか、ならないか。

                                                 2008/4/6
 R.Morris  
無念。
 う〜む、間に合わなかったか。

 FA解禁を機にマクファーランドと一緒に解雇されちゃいました、ロブ・モリスです。マクファーランド同様今年あたりでカットが予想されていた選手の一人なので、出来れば active colts の項に書きたかったが、残念間に合わず、 ex colts の項での紹介となってしまいました。マクファーランドについてはどうすっかなあ、実質1年もいなかったし。スーパー制覇の立役者のひとりではあるのだけれど。気が向いたら書きます。

 で、ロブ・モリス。彼の印象を手っ取り早く言うと、ダンジー就任によりもっとも割を食った選手ということになる。もともとドラフト1位のMLBなのだけれど、その翌年だか2年後だかにダンジーがHC就任、当然のようにカバー2が導入され、その一種独特の動きが要求されるカバー2のMLBとはまったく反りが合わず、ドラフト外のG・ブラケットにスタメンを奪われ、上項のような理由からSLBなども務めたりしましたが、怪我を機に年齢などを考慮されカットと相成りました。

 環境によってキャリアが大きく変わるということの一例である。もともとドラフト一位で指名されるぐらいだから、実力的には申し分なかったのであるが、いかんせん広範囲な機動力とある種の勘というR・モリスに最も欠けているものをチームから求められキャリアのプライムタイムを棒に振るという、不幸といえばこれ以下はないくらい不幸な選手、それがR・モリスなのであった。せめてダンジーがもう少し早く就任していたらコルツには指名されず、違ったキャリアを送っていただろうし、またあと5年早くカットしていたら、また違ったキャリアを送っていただろう。すまん、ロブ・モリス。なぜ俺が謝ってんだか。

 基本的には3−4の優秀じゃない方(どんな方だ。)のILBや、弱いチームのMLBなどが適役だったと思う。ザック・トーマスとまではいかなくともデレク・スミスぐらいにはなれていただろう。そうして自チームのファンに愛される選手になっていただろう。2列目というよりは1.5列目というようなニュアンスのプレイヤーである。背番号も94だし。かといって、SLBやOLBをやらせるほどの突破力はない。

 年齢的な面を考慮すると再雇用はむずかしいかなあ。ただいかにもBYU出身らしく糞真面目な選手なのでスターターから降格しても腐らずカバーチームの先頭を切って突っ込んでいっていた。私が密かにひいきにしている選手の一人だった。これは私に限らず、彼のことを声を大にして讃えることはないものの密かに応援しているコルツファンは多かったと思う。そういう男です、ロブ・モリスは。どっか獲得してみたら。損はさせません、得もさせないけど。

 話は替わるが、このR・モリス同様いろいろな意味で行き場を失っている選手にアダム・アーキュレッタがいるが、彼などはこのR・モリスとは逆に、それこそカバー2のMLBとして採用したら再生すると思う。彼のようなセイフティー崩れこそカバー2のMLBには適任なのである。もちろん採用して失敗したところで私は責任とらんが。

 またさらに話は替わるが、私はこのR・モリスとJ・サタデーの区別が全然つかない。おんなじ様な体型だし、同じ白人だし。リターンプレイなどを見ていると「おっ、なんだ、サタデーの野郎スペシャルチームもやってるのか。そんなに金が欲しいのか、がめついのお。」などと思っていると、よく見たらR・モリスだったりしたものである。今となっては懐かしい青春の1ページである。意味不明。

 この項を書くためにコルツオフィシャルページのR・モリスの選手紹介のページを見ようとしたら、速攻で削除されていた。ばかっ速。血も涙もない。余韻を楽しむという気持ちがお前等にはないのか。よってフルネームは分かりませんでした。

 またまた話は全然替わるが、各地掲示板やブログではFA解禁で大盛り上がりである。NFLの策略にまんまと嵌まりおって、まだ1プレイも始まってないっつの。と、キャップ枠ギリギリのコルツのファンとして嫌味のひとつも言ってみたり。
                                                  2008/3/2

 補足

 ちなみにこのロブ・モリス1位の時の2位はマーカス・ワシントン。今では考えられないコルツドラフト1位2位である。ブリッツしたかったんだろうな〜。
                                                  2008/7/22
 
 B.Utecht  
うた歌っとる。
  うちの正タイトエンドである。

 上に書いたように、D・クラークがもはやTEの位置にセットしないコルツにあって、スターターTEと言うべきはむしろコイツ、ユーテックである。未だに読み方がよく分からんが、とりあえずユーテックで。

 そのプレイスタイルはレシービングTE全盛の今時には珍しい走るとドタドタという擬音が聞こえてくるような昔ながらのタイトエンドである。昔は良く知らんが。生粋のタイトエンド好きにはむしろこちらの方が濡れるかもしれない。
 と書くとレシービング力が皆無のようにも聞こえるかもしれないが、そこはそれ、QBがマニングなのでそこそこのキャッチ数をほこる。たしか昨シーズン(’06)は怪我のD・クラークよりレシーブ数そのものは多かった筈である。他球団のスカウトやファンからは見誤れがちな選手かもしれない。いい意味でも悪い意味でも。

 まっ、こんなところである。正直言ってあんまり印象のない選手なのであった。

 筈なのであるが、この項を書くためにちょいと調べてみると、重大な事を発見した。はじめてその顔写真を拝見したが、このひと性犯罪者でしょ。私の変態レーダーがビビッと感知した。だってこの顔だよ。⇒
 これはヤバイっしょ。しかも、ちょろっと検索したら歌うたってるし。

 いままで完全ノーマークの選手であったが、いきなり要注意人物に大幅格上げである。クレッコーの次に好きかもしれない。これからしばらくユーテックマークは続くのであった。

 フルネームはBenjamin Jeffrey Utecht。ファーストネームはベンジャミン、エロい、エロすぎる。

 ちなみに、これもこいつを調べる過程で初めて知った事だが、全NFL選手中、Uから始まる名前はたった13人しかいないのね。その貴重な13名のうち3名をコルツ勢が占める。他の有名処はアーラッカーとユメンヨラ、ウデーゼ。Uの遺伝子。
                                          2008/2/16


 つうわけで、CIN移籍決定です。せっかく好きになったのに。

 しかしまあ、先日のクレッコーといい本日のユーテックといい、どうして元コルツというだけで飛びつくかねえ。日本一のクレッコーファンの私が言うのもなんだが、クレッコーやユーテックレベルの選手なんて正直ルーキーFAにゴロゴロしていると思うのだが。わざわざ大枚はたいてFAで引っ張る意味がわからん。去年のデビッドで懲りてないのか。ポジションの変わるクレッコーはともかくユーテックなんて、どう考えたって平均レベルのタイトエンドだよ。30キャッチしているっちゃ、してるが、チーム内のレシーバーランキングじゃ、ハリソン、ウェイン、クラーク、アダイに次いで5番目だよ。つまり有資格レシーバーとしては最下位。そりゃ、マークゆるむって。ガラガラだって。しかもQBはマニングだし。わざわざFAで獲る意味がわからん。

 かくしてユーテックはNFL全32チーム中おそらくもっとも地味なユニフォームからもっとも派手なユニフォームへと移行する事になる。着こなしてくれるだろう、奴ならば。

 これで、クレッコー、ユーテックというコルツでは数少ない面白ネームの二人が消えた。いよいよアロマシュドゥーを何が何でもキープせねばならなくなった。

 というわけで、この項も ex colts に移籍しまーす。移籍第一号でーす。

 さらばユーテック、チャドと一緒にデビューしてくれ。B’Zのように。

                  2008/3/24 こうやって ex colts が増えていくのやのお。感慨。
 

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