インディアナポリス研究会コルツ部

選手名鑑 excolts

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 B.Moorman  
まだ見ぬ強豪。



見ました。
 チャージャーズの試合を見る度にいつも思うのは、ムーアマンというのはこのサイファース以上なのかという事である。 私の見る限り、その飛距離といいそのコントロールといいサイファースのパントはほぼ完璧である。というかミスしたのを見たことがない。ところがこのサイファース、プロボウルには選ばれていない。代わりに選ばれているのは、このB級映画のヒーローみたいな名前の男ムーアマン。(まあサイファースという名前も大概すごいけれど。)ということは、このムーアマンのパントはサイファースのそれ以上なのか、だとしたら化物である。ただ悲しいかな、BSでビルズの試合を見る機会はほとんど無い。わたしはその実力を測りかねていた。

 と思っていたら、今週(2007/10/9)ビルズの試合放送。その実力を拝見したい。

 フルネームはBrian Donald Moorman。経歴をみると、高校大学と陸上選手としてけっこう鳴らしたみたい。lettered in football, basketball and track at Sedgwick (KS) High School・was a three-time National champion in the 400-meter hurdles and also participated in the 110-meter hurdles ・was inducted into the NCAA Division II Track and Field Hall of Fame in 2006 。でも、顔写真を見ると単なるプラモ屋のおっさんなんだけどな〜。人って分からない。
                               2007/10/8


 見た。恐れ入りました。
 で最初のパントシュチエーション。いきなり衝撃のスペシャルプレイ。ロングスナップされたボールを自ら抱えて右サイドを10ヤード激走。4thand4から1stダウン。さすが元陸上選手と言うべきか。わたしは度肝を抜かれた。だっていきなりなんだもん。

 しかしそのムーアマンの激走もむなしく、つづくビルズの攻撃はあっさり3rdandOUT。ここで正真正銘ムーアマンのパント。さすがに2回連続スペシャルプレイはなかった。そして、これが敵陣2ヤード辺りのサイドラインへと蹴り出す衝撃のパント。ここで私は了解した。なるほどこいつがナンバー1パンターだ。サイファースを抑えるだけのことはある。なんというかサイファースをよりシャープにしたような感じ。

 ちなみにこのパント後のダラスの攻撃はというと、2回ランでノーゲインのあと、3rdand10からロモのミドルへのパスがインターセプト、そのままタッチダウン。これはもう完全にムーアマンの力で取った7点である。(あれ、6点か。)彼はビルズの宝である。おそらくビルズのナンバー1プレイヤーであろう。顔は単なるプラモ屋のおっさんなんだけどな〜。

 ちなみにその後のビルズの戦い振りと私の感想はこちらで

                            2007/10/12
W.Welker  
こいつは凄い。
 わたしは常々現役NO1スロットはB.ストークリーだと思っていたが、その認識は改めねばなるまい。現役NO1スロットはウェス・ウェルカーである。

 MIAからトレードされた当初、その体格から察して、そんなにいい選手なのかなと侮っていた私であるが、MIAファンからの評判はすこぶる良いので、それなりに注目はしていた。そしてSD戦でそのプレイを見たとき、なるほどこいつは凄いと認識を改めたのだった。
 ストークリーとの比較でいうと、ボールへの集中力やスピードでは互角であろうが、相手ディフェンダーをかわすクイックネスやパワーでは圧倒的にウェス・ウェルカーに分がある。要するにRACが違う。根性は互角だろう。

 ただそのストークリーもDENではけっこう活躍しているんだよな。こんなことならカットしなけりゃ良かった。けがは癒えていたのか。

 フルネームはWesley Welker というところまでしか分かりませんでした。ミドルネームはないのか。
 というわけで今日(11/4)の試合は活躍しないでね、ウェルカーちゃん。

                             2007/11/4


 あれだけ言っといたのにがっつり活躍。
 特に最後の勝利を決める3rd dawnのキャッチはパーフェクトに成功。コルツファンを苛立たせた。

 RACは鬼気迫るものがある。コーチ陣にはむちゃくちゃ好かれるタイプだろう。
 でもあのプレイスタイルでは3年持たないんじゃないだろうか。どうでもいいかそんなことは。今を生きる。俺の全盛期は今なんだ。

 嫌いになりそう。

                               2007/11/11

 ’08シーズンも相変わらず活躍しとります。つかまりません。

 特筆すべきような何も無いのだけれど、相変わらず捕まりません。

 スポーツマンに限らず、人間にとって大事なのは、練習熱心、研究熱心、そして根性だという事が本当によく分かる選手。マンガから出て来た様な感じさえする。

                                2008/9/22
 A.Peterson  
鬼。
  私がはじめて彼のプレイというかランニングを目にしたのはドラフト前のハイライト映像集だった。その感想はひと口で言ってしまえば”凄まじい”である。カットバックにスピンターン、スティフアームなどありとあらゆる手段を使ってディフェンダーを抜き去っていく。ブロッカーがすべていなくなってから彼の本当の仕事が始まるといった感じである。本領発揮である。痛快といえば痛快この上ない。わたしはそれからしばらく気が向いたらその映像をみてゲラゲラ笑っていたものだった。完全なエンターテインメントである。

 当時のドラフト評では似ているプレイヤーはラムズのS・ジャクソンという事になっていたが、たしかに近いといえば一番近いかもしれないが、似てはいない。というより彼に似ているプレイヤーなどNFLにはいない。なぜならあんなハチャメチャなランニングスタイルではたちまちのうちに怪我してキャリアエンディングになってしまうからだ。実際当時のドラフト評でも彼の欠点としてまず懸念されていたのが怪我だった。次がパスキャッチとパスプロであるがあんなハチャメチャなランニングスタイルをする人間にそれらを求める方がおかしいというものだろう。彼のような男はランに専念させて置けばよいのである。あとは休んでて好し。それだけの価値が彼のランにはある。

 で懸案の怪我であるが、これは私の目で見ても、どう考えても50試合どころか30試合も先発できれば良い方だろう。こんなプレイスタイルのRBに10年間もスターターをさせるほどNFLは甘い世界ではない。

  しかしながらポジション上の特性なども考え合わせると即戦力という点では噂のカルビン・ジョンソン以上であろうから、したがって彼を獲得すべきチームは、ここ2、3年に勝負を掛けるチーム、そしてその最後のワンピースがRBであるチームになるであろう。思いつくままに挙げればNYGとかGBとかである。尤もそこまでは残っていないだろうが。

 というのがドラフト前の私のドラフト前のA・ピーターソン評であったが、はたしてMINが指名、その後の活躍は御覧の通りである。おそらくOROYも獲得するであろう。エッジ以来のルーキーリーディングラッシャーは厳しいかもしれないが。

 あのハチャメチャなランニングスタイルは幾分おとなしくなった様である。けがを恐れてのものであろう。しかしそれでもどうも怪我の話がちらほら出ているようではあるが。

 しかしそれでもあのランニングは、ヴィック亡き今、NFL界ナンバー1のエンターテインメントであろう。2位はA・クロマティのインターセプト。NFL.COMのハイライト映像集でもっともクリック数が多いのはA・ピーターソンで間違いあるまい。私も何度も見た。

 彼の略称であるが巷間ではAPに統一されつつあるが、無論ADが正しい。子供の頃一日中外を走り回っている彼を見て母親がAll Day AD と名付けたのがその由来である。テレビ業界で働いていたわけではない。また同じく子供の頃、兄を目の前の交通事故で亡くしており、彼の走りには怒りがあると評される所以でもある。

 フルネームは分かりませんでした。さて彼はどんなキャリアを送るやら。

                             2007/11/17

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