インディアナポリス研究会コルツ部

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2021シーズン

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1

2024年
4月
ドラフト展望  さて、ドラフトである。

 今ドラフトについては、一昨年あたりから、ごちゃごちゃごちゃごちゃ言っているけど、要するに、

 マーヴィン・ハリソンJr.様、それしかね〜〜〜〜。

 これしか考えられね〜〜。私の目にはあなたしか映っていないのよ。

 大昔、長嶋一茂がドラフトを賑わし、その後ヤクルトに入団、チヤホヤされていた頃、私は、一茂そのものというか、一茂に群がる連中を口を極めて罵っていた。「こんなポンコツ、活躍する訳ね〜〜」とか、「親の七光りのドラフト一位だ〜」とか、「親父とは似ても似つかね〜」とか。

 あれから30有余年、今この年になって、はっきり分かった。徳光和夫とかねじめ正一とかの気持ちが、今はっきりと分かった。そりゃ、一茂に期待するわ〜〜。ハリソンの息子でこんな気持ちになるのなら、茂雄の息子なら、こんなもんじゃねーーー。

 という訳で、今ドラフトは、ハリソンJr.以外、眼中にない私なのである。故に、ドラフト研究も全然してない。だって、私の目にはあなたしか映っていないのよ。

 で、今ドラフトのコルツの順位は15位。はっきり言って、ていうか、はっきり言わなくても、ハリソンJr.様が獲れる順位では全然無い。昨年の今頃は、「いい具合の成績を残して、コルツが指名出来そうな所にいてくんねえかな〜。」なんて、甘い予想、とうか、練乳のように甘ったるい期待を抱いていたのであるが、案に相違してというか、予想通りというか、血統どおりというか、大活躍。ハイズマンにまでエントリーされる始末。

 んで、今ドラフトでは、ポジション抜きだと、全体1位評価。まあ、WRなので、そのまま全体1位という事は無いであろうが、トップ5で、まず間違いなく消える。ハハハハハ〜、愉快愉快。

 さて、どうしたもんか。ちなみに、ハリソンJr.様のスカウティングレポート的な能力には、私は全然関心ないのであるが、一応、各ドラフトガイド誌、ドラフトサイト等々を眺めてみると、絶賛の嵐。「ルートランニングは完璧、体格・運動能力ともに申し分なし。ただ、捕球後のルート取り、すなわちRACにやや難あり」みたいな評価。まあ、実際、ハリソン父のあの運動能力に、あの体格が備わっているのであれば、そりゃ無敵といってよいであろう。ハリソン父唯一の欠点といわれた体格が改善されているのである。そりゃ無敵であろう。殿堂入りプレーヤーが更にグレードアップしているという事である。鬼に金棒、ヤクザに虎、孫悟飯に界王神である。ハハハハハ〜、愉快愉快。

 実際、「これでダメなら、諦めもつく」みたいな評まであった。

 おそるべき大絶賛。これがガードやエッジラッシャーといった、バスト率の非常に低いポジションなら、こういう評価も有り得るだろう。でも、WRである。それなりのバスト率のあるポジションである。これだけ評価の高いWRというと、カルヴィン・ジョンソン以来かもしれない。エントリーする数年前からマークされていたという点もカルヴィンに似る。ちなみに、カルヴィンも欲しかったんだよなあ。まあ、あの頃のコルツは強かったので、最初から射程圏外だったけど。 ハハハハハ〜、愉快愉快。

 ただまあ、プレイヤー的には、カルヴィンというよりA.C.グリーンに近いタイプみたい。先に、私は「体格が改善されたハリソン父」みたいに書いたけれども、さすがに、カルヴィン級の体格ではないみたい。身長の割に細身の印象だそうである。現役だと、デアンドレ・ホプキンスみたいな感じだろう。

 っていうか、そんなスカウティングレポートなんか、どーでもいいんじゃーい。とにかく欲しいんじゃーーい。

 だた、これほどの評価だと、全体15位じゃあ、どーにもならねー。つー訳で、トレードアップ必須なのであるが、どうしたもんか。
 
 もうそうだ、全部やれや、今後のドラフト1巡全部。未来永劫のドラフト1巡全部献上しちまえ。それなら、全体1位でも全体4位でもくれるだろう。だってハリソンの息子だろう、ハイズマンにエントリーしたようなWRだろう。それくらい出さなきゃ。

 いや、さすがに未来永劫はないか。じゃあ、ハリソンJr.の現役期間中の1巡全部でどう。これなら現実的でしょう。ハリソンのキャリアが15年だったら、その15年間。仮に、3年でキャリアエンドだったら、その3年で。これなら、現実的でしょう。ロースターボーナスの変形版みたいで。いや、現実的じゃねーー。

 でもまあ、所謂「2世物件」は、ここ数年、それこそ雨後の筍(表現、古!!!)みたいにうじゃうじゃ出てきているけれども、その中じゃあ、最大の大物かもしれん。父親が「殿堂入りプレーヤー」で本人が「全体1位級」というのは、これが初めてかもしれん。

 「2世物件」の大物というと、勿論マニングさんがいる訳だけど、マニングさんの場合、父親は、勿論「名選手」だったけど、「殿堂入りプレーヤー」ではなかったからねえ。でも、今調べたら、アーチーも全体2位指名選手なのね。

 また、他のプロスポーツの「2世物件」というと、MLBのバリー・ボンズにケン・グリフィーJr.という事になろうが、彼等も父親は「名選手」止まりで、「殿堂入りプレーヤー」では無かったからなあ〜。

 あと、NBAでは、何と言っても、今をときめくスティフィン・カリーであろうが、父親はデル・カリーだからなあ。

 ちなみに、この事実を初めて知った時、私はゲラゲラ笑ってしまった。デル・カリーの息子って、絶妙すぎでしょ。1週間は笑ってたわ。つか、今でも笑ってる。なんて、絶妙なトリビア。いいとこ突くよなあ。

 で、今調べたら、もっとジャーニーマンのイメージがあったけど、意外に在籍は5チームのみなのね。しかも、ホーメッツ時代が長い。10年。

 そう云えば、今、度会の息子がプロ野球で奮闘中であるが、この度会の父親も絶妙だよなあ。度会博文って、覚えている人いる。その昔、この博文、入団会見で「元気だけが取り柄です。」とかぶち上げたら、野村監督に「元気しか取り柄の無い奴が、プロで通用するか。」って、いきなり説教されてたのも、今はいい思い出。息子にも、その「元気」は遺伝している模様。幸い、「元気以外」は遺伝しなかった模様。良かったね。

 つう訳で、デル・カリーさんや渡会博文さんはともかくとして、ハリソンJr.様がアメリカプロスポーツ史上最大の「2世物件」なのだと思う。そうして、私はメロメロなのだあ〜。

 故に、今ドラフト、私はハリソンJr.様以外は全然興味が無いので〜あ〜る。

 で、あんまり、つーか全然勉強していないのであるが、そもそも欲しい選手もいない。というのも、ここ数年さんざん語ってきたけど、今のコルツの唯一、はともかく、最大の問題点はレシーバー陣なのであるが、それを解決する能力がバラードには全然無いからである。市場に出てきたマイク・ウィリアムズにも関心示さなかったし。現状のレシーバー陣で満足しているのかもしれない。

 つー訳で、バラード的にはともかく、私個人的には、当然レシーバー必須なのであるが、ハリソンJr.様を除いて、パッと目に付くのは、やっぱり、マリク・ネバースかな。ルートランニングも上手いらしいし、何より安心のLSUブランド。「15位まで残っていたら、欲しいなあ〜」なんて思ってたりもしていたのであるが、メディアによっちゃあハリソンJr.様より先に指名されるなんてモックもあり。

 まあ、さすがにハリソンJr.様より先って事は無いだろうけど、15位も無いな。というか、仮に15位まで残っていたとしても、バラードは指名せん。だって、身長が6−0しかないから。むしろ、指名するなら、同じLSUのブライアン・トーマスJr.の方かもしれん。こっちは6−4あるから。

 そのほかだと、一部モックで予想されてたが、ブロック・ボワーズなんてのもある。本来、15位というのは、こういうトップTEを指名するのに適した順位であるから、残ってたら面白いと思う。

 ほかは、ライアツ・ラツあたりが残っていたら、面白いかも。バスト臭も無くは無いが、エッジラッシャーだし、それくらいのバクチはありでしょ。

 くらいかなあ。例年だと各ポジションごとの精査なんかもしたりするのであるが、今ドラフトはハリソンJr.様一択ドラフトだし、バラードにもうんざりしているので、書く気が起きん。実際、コルツの戦力補強で、今一番何をしなければいけないかというと、バラード解任である。全てはそれからだ。あと、3日目大量指名はやめてくれ〜。疲れる。

 そのほか、コルツ関連以外だと、注目は、やはり40ヤード:4.21男のクサヴィエ・ウォージーかな。さすがに、これだけ速いと「相対的に遅くなる」って事は無いだろうし、面白そうな存在ではある。
 早速、アンディ・リードが狙ってるという噂が流れまくっているが、確かにリードがいかにも欲しそうなタイプではある。デショーン・ジャクソン、タイリーク・ヒルの系譜である。

 いや実際、今のKCにウォージーはヤバイっしょ。王朝盤石しちゃうよ。残りの31チーム、とりわけAFC西の3チームは、リードのウォージー獲りを全力で邪魔しなきゃあ、あかん。

 んなぐらいか。

 で、ドラフトとは直接関係ないけど、ザック・モス君、つーかザック・モス君の契約の話を。

 「残しても良いかなあ〜。」と、ちょっと思ってたザック・モス君は、結局、シンシイと2年8ミリオン(3ミリオン保証)で契約。

 2年8ミリオンかあ〜。絶妙。デル・カリーなみに絶妙。度会博文なみに絶妙。ザック・モスの契約について書いた記事を読み返してみたら、当時の私は5年15ミリオン・サインボーナス多めを提案。う〜ん、絶妙。これ迷うでしょう。

 まあ、これだと、サインボーナス次第であろうが、仮に年均等割りだと、大いに迷う。4ミリオン×2年か、3ミリオン×5年か、う〜ん、実に微妙。まあ、金銭以外のところで決着といったところか。

 また、仮に、私がコルツのGMだとしたら、軽く迷うが、リリースかなあ。マッチはしない。「2年8ミリオンなら、ストリートで探すわ」つう感じ。なんつーか、それこそヤフオクで予算3000円のところを3500円で落札されたみたいな感じ。あるいは予算1万円のところを1万1000円みたいな感じ。出せなくはないけど、そこまで欲しくは無いって感じ。

 で、そのモス君の保険という訳でもないだろうけど、トレイ・サーモンと1年105万5000ドルで契約。サーモンクラスがこういう契約を強いられるのだから、RB業界は厳しいですなあ。

 契約の話になったので、ついでに触れておくと、ピットマンとは3年70ミリオンで合意。う〜む。まあ、今、ピットマンに出ていかれたら、ただでさえグダグダなレシーバー陣が更にグダグダになるので致し方ないであろうが、10ヤード平均男に3年70ミリオンか。ただ、ピットマンの市場価値は知りたかった気もする。

 で、そのドラフト、現地4月25日開催です。例年だと、ゴールデンウイーク中の開催が多いのだけど、たまにフェイント掛けて君だよなあ〜。要注意や〜〜。

                                    2024/4/22(月)
ドラフト1日目  さて、ドラフト第一日目である。

 既報どおり、今ドラフトにおける私の興味はマーヴィン・ハリソンJr.様一択なのであるが、3位までは、大方のモック通り、QBが無事指名される。

 んで、第4位。カージナルスのピックなのであるが、大方のモックは、ここでハリソンJr.様指名。そうして、現実も、カージナルスがそのまま指名。コルツのトレードアップは無論なし。

 はい、今ドラフト終了。チャンチャン。

 てな訳にもいかないので、渋々続きも追う。

 ハリソンJr.様を除けば、って、これも意味の無い仮定なのであるが、とりあえず、ハリソンJr.様を除けば欲しかったマリク・ネバースは、これまた無事に、6位でジャイアンツが指名。

 で、ちょっといいなあと思っていたブロック・ボワーズも、13位でレイダースが指名。

 いよいよ私の関心は皆無で、コルツの15位を迎えたのであるが、ここで、ちょっとした珍事が発生。

 なんと、これまでの14位までのピック、全てがオフェンスの選手なのである。QB6名、WR3名、TE1名、OT4名の、計14名全てがオフェンスの選手なのである。

 5位くらいまでがオフェンスって事はままあるかもしれないが、14位までオフェンスってのはちょいと珍しい。

 という訳で、15位のコルツは、今ドラフトのディフェンスのナンバー1プレイヤーを選べることになってしまったのである。ディフェンス・ドラフト全体1位を獲得してしまったのであ〜る。

 いや、これはディフェンス行くでしょう。だって、選び放題なんだもの。

 と、バラードが思ったか否かは分からぬが、ピックはエッジラッシャーのライアツ・ラツ。前回の記事で、私がちょいと触れた選手である。パチパチパチパチ、って喜んだらいいのかな。

 このへんの順位で指名されそうなエッジラッシャーは4名いて、それらは、実際、ここから一気に指名されるのであるが、それらの順位と特徴をまとめると、以下の通りである。

 15位 コルツ ライアツ・ラツ UCLA  
     首のケガで引退していたが、復活。テクニック型。
 
 17位 ヴァイキングス ダラス・ターナー アラバマ大学  
     バランス型。ランストップどころか、パスカバーまでいける口。

 19位 ラムズ ジャレッド・ヴァース フロリダ・ステイト大学 
     爆発力型。一歩目にすべてを賭ける。

 21位 ドルフィンズ チョップ・ロビンソン ペン・ステイト大学 
     運動能力先行型。

 てな感じなのであるが、帯に短し襷に長しというか、絶妙に微妙な感じではある。争奪戦的というよりは消去法的、積極的というよりは消極的なピックではある。まあ、良ければトップ5でピックされるようなポジションなので、ここまで落ちてくるという事は、落ちてくるなりの選手達ではある。

 まあ、この中で選ぶとするならば、私もライアツ・ラツかな。

 テクニック型というのは、ちょっと変わり種っぽくはあるが、歴代、あるいは、ここ最近のプレミアパスラッシャーは、ワット兄弟然りボサ兄弟然り(弟はちょっとタイプが違うかな)アーロン・ドナルド然り、皆特殊なムーブを武器にしていた選手なので、このポジションは、一般的なイメージに相違して、案外テクニックなのである。割に息が長いのも、それが理由のひとつであろう。

 運動能力で押し切るカリル・マックの方が、むしろ異質なのである。

 私も、一昔前だと、フリーニー様の再来を一途に信じて、ひたすらに、ただひたすらにチビッコ高速パスラッシャーを追い求めていたが、最近目が覚めた。覚醒した。パスラッシャーはテクニックである。

 考えてみれば、フリーニー様も、「大外まくって、内側へのスピン」一本槍だったしね。やっぱし、スピード派ではなく、テクニック派だったのである。

 と考えると、このライアツ・ラツも、それなりに期待できそうではある。なにしろ「千のムーブを持つ男」である。まあ、さすがに「千」は大袈裟であろうが、ちょいと期待したい。

 最も大きな懸念材料は、一時「引退」までしていたという首のケガであろうが、こればっかりは何とも言えん。

 まあ、上手く嵌れば、サックリーダーとまでは云わないものの、毎年安定して10サック、そう、コルツファン悲願の10サックをあげてくれる選手になるかもしれん。まあ、怪我して、一発キャリアエンドも十分有り得るけどな。15位だし、それくらいのギャンブルは甘受しよう。

 いいピックだったと思います。

 で、話はちょいと逸れるが、ダラス・ターナーというかアラバマ大学出身選手について。

 この10年以上、アラバマ大学出身の選手を、私はそれこそ山ほど見てきて、思うのであるが、アラバマ大学出身の選手って、「基本に忠実、だけど、それだけ」みたいな選手、多いよね。不満は無いけど、満足も無いみたいな。なんつーか、「餃子の王将」のラーメンみたいな感じ。

 このターナーもそれっぽい感じだし、トレント・リチャードソンなんて、その最たるものだろう。

 一方で、オハイオ・ステイト大学出身は、「NFL選手としての、基礎的な体力に欠く」みたいなイメージがある。もちろん、マーヴィン・ハリソンJr.様は全然違うけどな。

 閑話休題。

 っつても、ここから話す事は、あとひとつしかない。すなわち、クサヴィエ・ウォージーである。

 KCのトレードアップの一報を聞いた瞬間にイヤな予感がしたのであるが、やっぱりというか、さすがというか、既定路線というか、クサヴィエ・ウォージー指名。ハハハハハ〜、愉快愉快。

 あとはもう、ハンドがウンコである事を願うしかない。まあ、ハンドがウンコでも、マホームズが捕れるとこに落とすんだろうけど。

 でも、これでチーフスが三連覇したら、ビルズは責任問題だからな。「チーム解散の刑」だからな。それくらい罪は重い。

 だいたい、私がビルズのGMだったら、KCからトレードの打診があった瞬間に、速攻クサヴィエ・ウォージー指名するわ。自分とこのニーズ無視して指名するわ。嫌がらせだけで指名するわ。「巨人に行かせるくらいなら、俺が獲る」だよ。星野仙一方式だよ。

 んなとこかな、初日の感想は。

 二日目は、LBやSあたりが狙い目じゃないかな。エジャーリン・クーパーとかカムレン・キンチャンズとか指名できたら、嬉しいッス。

 あ〜、そうそう、「2世物件」のひとつ、ジャーマイア・トロッターJr.はゼッテ―いらねー。イーグルスが、責任以って指名しろよな。

 そういえば、ハリソン父が会場にいましたね。デトロイト開催という事で、バリー・サンダースもいたし。NFL二大地味プレーヤー、ここに集結。

 以上、第一日目速報でした。二日目以降は速報しませ〜ん。まとめて書きま〜す。

 あっ、そう云えば、上の記事で「度会」を「渡会」と書いていました。スンマセン。訂正済みです。「渡会」だった気がするんだけどなあ。

                                   2024/4/27(土)
2024年
5月
ドラフト結果  いや〜、一平ちゃんを通訳にしてた人、打ちまくっとりますなあ〜。

 でも、こういうのを見ると、ほんとお得な契約だよね。トミー・ジョン手術でリハビリ中の投手がこういう形でチームに貢献できるんだから。年俸70億だか100億だか知らないけど、お買い得だよね。巨大過ぎる保険付きだもの。

 つーか、素朴というか、今更ながらの疑問なのだが、トミー・ジョン手術のリハビリ中にバッティングって出来るもんなの。左バッターだから打てるの?。右だと打てないの?。そのへんのメカニズムが私には全く分からん。

 更に問うと、もしこれがリハビリ中でなかったら、もっと打てるの?。

 一平ちゃんを通訳にしてた人がピッチャーに専念した場合の予想は凡そ出来るのだけど、バッターに専念した場合の予想は、全く出来ない。結果が想像つかない。

 かつて、私は「もし大谷が日本のプロ野球で1シーズン過ごしたら、どういう結果が出るか」と問うた事があるが、その第2段「もし大谷がメジャーリーグに万全の健康状態でバッターに専念したら、どういう結果が出るか」、それを問いたい。4割100本とか達成しちゃうの?。

 かつて、「大谷二刀流可否論」が盛んだったけれど、むしろこうなると、「大谷一刀流可否論」が活発になるかもしれん。

 そんな一平ちゃんを通訳にしてた人とは全然関係ないNFLドラフトの話である。

 そう云えば、今季の、つか今までもそうだったけど、往年のプレイヤーが呼び出しやってましたな。レオナルド・デーヴィスとかブレイロン・エドワーズとか、ほんと久しぶりに見たわ。ブレイロンなんか元ジェッツ面してたんだけど、あれ、ブラウンズファンは怒らないの。

 まっ、そんな事はどーでも良くて、


 1巡15位 ライアツ・ラツ エッジラッシャー UCLA

 ドラフトの経緯やスカウティングレポート等々は前回の記事で書いているので割愛する。手っ取り早く言えば、「テクニシャンタイプのエッジラッシャー」である。俺は絶対テクニシャン。

 大きな懸念材料は、2020年2021年の丸々2年間引退するに至った「首のケガ」である。

 ケガでシーズンアウトというのなら、よく聞く話なので、驚きもしないけど、さすがに引退というの聞いた事が無い。それが理由であろうけど、ワシントン大学からUCLAにトランスファーしてる。

 また、ケガの箇所も「クビ」という、フットボール云々ではなく、人命や人生に関わるような箇所なので、その点も大きな不安材料ではある。

 もっとも、そのような巨大な不安材料がありながら、15位で指名されているのだから、実力は間違いないとも云える。実際、「ケガが無ければ、TOP5だった」なんて声もある。

 まあ、ケガばっかりは予想出来ないんでね。キャンプ初日第1プレーでキャリアエンドでも文句は言いません。んで、10サックよろしく。全コルツファン悲願の10サックよろしく。

 ちなみに、UCLAって事で、レジさんの後輩でもある。

 また、ちなみに、ウィキ情報によると、発音はライアートゥー・ラートゥーらしい。
 

 2巡52位 アドナイ・ミッチェル WR テキサス大学。

 お得意のちょっぴりトレードダウンをして(46位→52位)、WRを指名。ちなみに、私がちょっと欲しかったエジャリン・クーパーは45位でグリーンベイが指名。忘れないからな。

 まあ、なんつーか、ドラフト前に「こんな選手欲しくねーな、でも指名すんだろーな」みたいに思っていたWRの一人。

 身長が6−2(6−4とか6−3とかいう情報もあり)、40ヤードが4.34。で、ルートランニングがヘタッピ、という典型的なバラード型レシーバー。

 ドラフト番組にくっつているハイライト映像を強制的に見せられたけれども、パッと見、私の思い出した選手はモー・アリー=コックス様。タイトエンドじゃねーかよー。

 また、試合による出来不出来の差が激しいらしく、「大活躍したアラバマ大学戦が無ければ、上位指名は無かった」という声も。もっとも、そのアラバマ戦も、3レシーブ、78ヤード、2タッチダウン。

 「性格的にムラがある」という声もあるが、私の目には、プレイスタイル的に、というか能力的に、スキームやマッチアップにスタッツが左右されやすいタイプのように映る。
 しかも、テキサス大学という事で、反対側は、あのクサヴィエ・ウォージー。どっちがどっちを助けてる?。

 でもまあ、こういタイプの選手をまた獲るという事は、ピットマンは成功と見ているという事なのか。ピットマンみたいな選手を集めれば、パスオフェンスは改善すると見ているのか。しねーよ、バカ。

 もういい加減、「高さ」と「競り合いの強さ」はWRの武器じゃねー、って事に気づいておくれよ。もし、「高さ」や「競い合いの強さ」がWRの武器になるというのなら、ヘイルメアリ―の成功率がもっと上がってるっつの。

 ヘイルメアリ―の成功なんて、ほとんどの場合、誰かが弾いたボールを、偶々そこにいた選手が上手くキャッチした時だっての。「高さ」や「競い合い」でキャッチした事例なんて、見た事ねー、記憶にねー。もし、それでキャッチできるなら、どんどんヘイルメアリ―を投げるわ。それこそ、6−7みたいな選手をどんどん投入してさ。なんなら、セブンフッター入れたって良いくらいだよ。そこそこ走れるセブンフッターなんて、それこそバスケットボール崩れで、全米にはそれなりにいるんだから。

 でも、そういう戦術が生まれないっていうのは、すなわち「高さ」や「競い合い」ではボールは捕れないって事だよ。だから、ヘイルメアリ―は偶然頼みのプレイなのであり、故に「ヘイルメアリ―」と名付けられているのである。命名には、ちゃんと意味と理由があるのだ。

 それに、これも前に書いたけれども、仮に「競い合い」に強い選手がいたところで、QB、それも優秀なQBになるほど、そこには投げないっつの。だって、そこに投げて、もしインターセプトされたら、「被インターセプト」という記録はQBに付いてしまうのだから。「いや、あの競い合いに負けたWRが悪いんじゃ〜。」って訴えたところで、「被インターセプト」という記録は、問答無用でQBに付いてしまう。

 まあ、確かに、あらゆる「被インターセプト」という記録がQBに付いてしまうという現行の制度は間違っているかもしれないが、とりあえずは、そういう規則なのだから仕方がない。

 で、QBは、とりわけ優秀なQBは、いや、優秀でなくとも、QBは、よほど特殊な状況、それこそヘイルメアリ―的な状況でない限り、オープンにならないレシーバーには投げないのである。そうして、レシーバーがオープンになる方法は、現状、プレイデザイン的なものを除いては、すなわち個人の力においては、「ルートランニング」と「スピード」しかないので、このどちらかに長けたレシーバーのみが立派なスタッツを残せるのである。

 ちなみに、長身レシーバーというと、私が反射的に思い出すのは、最近のファンは知らないかと思うが、大昔ジャガーズに1巡21位で指名されたマット・ジョーンズである。身長6−6。

 彼が長身レシーバーの走りかまでは知らぬが、NFLにウブだった私は、その長身、そうしてWRには珍しい白人という事に魅かれて、ちょいと期待してた。でも、結果はサッパリ。4年でNFLを去った。でも、今調べてみたら、その4年間で15タッチダウンは記録してんだよね。という事は、レッドゾーンではそれなりに機能していたのか。

 ちなみにちなみに、このマット・ジョーンズ、私が、当時ハマリにハマってたMADDENでは、それこそマーヴィン・ハリソン父の引退後、その代役としてコルツ入りさせた。そうして、こちらでは大活躍。

 今はどうか知らんが、当時のMADDENは、レシーバーは大きければ大きいほど有利だったのである。すなわち「当たり判定」が広いのだ。故に、チビッコレシーバーは厳しかった。

 つか、もしかして、バラードはMADDEN育ちじゃねーだろーなー。テレビゲームと実際のゲームは違うどー。まあ、確かに、MADDENはよく出来たゲームだったけどさー。テレビゲーム、卒業しろ〜。

 と、だいぶ悪口を書き連ねちゃったけれども、活躍してくれれば文句はありませ〜ん。速攻、陳謝する所存でございま〜す。


 3巡79位 マット・ゴンカーブス OT ピッツバーグ大学

 またまた、お得意のちょっぴりトレードアップして、OTを指名。

 ドラフトガイド誌やその他のメディアでは、「コルツのニーズのひとつはOL」と報じられていたのであるが、私は、OLが喫緊というようには思っていなかった。ところが、3巡でOLを指名。内部的にも、「OLがニーズ」だったのか。

 で、このゴンカーブスであるが、正直、あまり評判は良くない。6−6、327パウンドと立派な体格なのであるが、手っ取り早く云うと「デカイだけ」、「ビッグ純」である。

 その体格から予想される通り、機動力は無いのであるが、パワーの方も体格ほどではないという評価。「力強い」というよりは「重い」といった印象。実際、アスロンのドラフトガイド誌には、「一昔前のパワーラン・スキームにはピッタリ」みたいな書かれ方をしている。今時、そんなランスキームを採用しているチームねー。

 で、「機動力が無い」という事は、すなわちパスプロも脆い。

 どーすんだ。

 何かいいところがあるから、ピックしたんだろうけど、各スカウティングレポートからはそれが見えてこない。実際、アスロン、リンディの両ドラフトガイド誌から5巡評価。公式ページは3巡評価。ゴンカーブスの明日はどっちだ。

 ちなみに、リンディ誌の比較対象選手は、昨年コルツが指名したブレイク・フリーランド。ハハハハハ〜、愉快愉快。WRともども、指名方針が一貫してるとは云える。


 4巡117位 タナー・ボルトーニ C ウィスコンシン大学

 OL2連発。

 公式ページ的にはセンターになっているが、ガードもいける口。所謂、「インテリア・ラインマン」である。

 体格、運動能力に秀でている訳ではないけれども、仕事はキッチリこなすタイプであるらしい。まあ、典型的なウィスコンシン出身のラインマンとみて、まず間違いないであろう。期待できる。

 このボルトーニ、センターを予定しているのか、ガードなのか、それとも単なるバックアップ・ラインマンなのか、現時点では、無論不明なのであるが、仮にセンターを予定しているのだとしたら、ケリーは、もう諦めているんだろうなあ〜。契約が切れたタイミング(2024まで)でリリース、もしくは、そのまま引退なのかもなあ。

 ドラフト時、あれだけ欲しがった選手だけに、ここまでのキャリアはちょいと不満。

 プレイそのものに、あまり不満はないのだけど、もうちっとこう、ぐいぐいチームを引っ張るようなリーダーシップが欲しい。現場レベルでは、どうなのかは知らんが、少なくともテレビ画面からは、それが伝わってこない。淡々とプレイしている印象。定時どおりにタイムカードを押して、定時になったらタイムカードを打って、お疲れ様〜、みたいな感じ。

 まあまあ、それで問題は無いんだけど、サタディ育ちの私には、やや不満、いや、おおいに不満。

 なんつーか、前回の記事で、ちょこっと書いたけれども、典型的なアラバマ出身の選手て感じ。「基本に忠実、だけど、それだけ」みたいな選手。1巡18位は、高くついたかなあ〜。

 5巡以降は、次回にすっかな。とりあえず、ここでアップ。

                                     2024/5/2(木)

 5巡は3つ。イヤな予感。

 このへんでも、お得意のトレードアップやらダウンやらをしているのであるが、メンドくさいので記述は省略。


 5巡142位 アンソニー・ゴウルド WR オレゴン・ステイト大学

 2人目のWR指名。身長5−8。

 っていう事で、スピード型だと分かる。で、40ヤード走は4.39秒。微妙。

 ストップウォッチを鵜呑みには出来ないけれど、このへんの「スピードタイプ」のひとつの目安としては、40ヤード走を4.3を切るかってのがある。アンディ・リード溺愛のクサヴィエ・ウォージーは、申す迄もなく、4.21。んで、バラード溺愛のゴウルドは4.39。ハイライト映像を見ても、とびきり速いという印象は無い。NFLだと、「相対的に遅くなる」のパターンのようにも映る。

 で、リターンも得意みたい。特にパントリターン。

 ただまあ、もうリターンって職種自体が無くなりつつあるからなあ。その特技が活きるかというと微妙かもしれない。「大工のカンナかけ」みたいなもんである。

 つかまあ、ここでスピードタイプのディープスレッドを指名するなら、1巡15位でクサヴィエ・ウォージーを指名しろよーーー。明らかに、あっちの方が格上だろーーーがーー。「4.21」vs「4.39」だどーー。

 ライアツ・ラツが、どうしても欲しい選手、それこそ10年に一人の逸材つうならともかく、まあ、例年並みの選手だよ。つか、そういう評価だから、15位で指名出来た訳だよ。ケガをどう見るかは、ともかくとして。

 つか、ここまでWRを二人指名する、すなわちレシーバー陣が弱点だという自覚があるのなら、

 マーヴィン・ハリソンJr.様を獲得しろよーー、バカーーー。

 未来永劫1巡は大袈裟かもしれないけど、1巡3つも献上すれば、アリゾナさんだって許してくれんだろ。門戸開いてくれんだろ。どんだけドアを叩いても開けてくんないつうなら、マリク・ネバース狙いもあるだろがーーー。

 なんつーか、ここまで8年(随分なげーな)、バラードのドラフトやFAに付き合ってきて、いろいろ思う事はあるのであるが、そのひとつは、なんつーか、このバラード、獲れそうな選手しか獲らねーー。

 主婦の買い物っつうの、お手頃感、お値打ち感だけの買い物である。値段、しかも値段の安さだけが購買の基準である。90年代の阪神が、こういうドラフトをし続けて、批判されていたのを思い出す。

 いや、今、「主婦」の悪口言っちゃったけど、「主婦」だって、お値打ち感だけの買い物はしてねーぞ。子供や旦那に隠れて、自分だけ美味いモノ食っとんのだど〜。「子供が帰ってくる前に、この高級プリン食べちゃわないと。一個1500円もしちゃった。ンマーーーー。」全国のお父さんーー、嫁の買い物チェックしないと駄目ですよーーー。奴ら、隠れて高級プリン食ってますよ〜〜。

 主婦の高級プリンはともかくとして、NFLだって同じだよ。アンディ・リードがいい例だよ。かつてのマホームズ、そうして今回のウォージーと、どうしても欲しい選手、必要な選手は、無理してでも獲りにいき、そうして獲得している。これでいいんだよ。他人に「リーチ」とからかわれようと、自分が本当に欲しい選手は無理してでも獲りにいくべきなんだよ。本当に欲しい選手は、常に「一本釣り」すべきなのである。

 でも、バラードは「一本釣り」なんかしない。というか、出来ない。だって、「欲しい選手」なんていないから。なぜなら、フットボールというゲームの構造が分かっていないから。故に、「数字」だけを頼りにピックするのである。「身長」「体重」「40ヤードのタイム」「ドラフト順位」等々。まさしく、「どんなバカでも、数字の高下は分かる」である。

 更に言えば、これはNFLに限らず、我々の買い物だって同様である。本当に欲しいものは、無理をしてでも買いにいくべきなのだ。「数字」を無視して、買いにいくべきなのである。高級スポーツカーでも、高級釣り竿でも、高級プリンでも、本当に自分にそれが必要だと思うなら、無理をしてでも買うべきである。それは絶対自分を裏切らないであろう。

 私が嫌いな言葉のひとつに「お金が無いから、大学に行けなかった。」というのがある。私はかつてそれを母から云われて言い返した事がある。「そんなの単なる言い訳だよ。本当に大学に行きたかったら、借金しようが、極端に云えば、犯罪をしようが、大学に行った筈だ。大学に行かなかったのは、お金が無かったからではなく、その程度の気持ちしかなかったからだ。そういう人は、大学に行っても行かなくても、同じだよ。」。

 大学の学費が100億円とか200億円とかいうような、それこそ普通の暮らしをしていたら到底入手できないような金額ならともかく、大学の学費なんていうのは、ちょっと無理したら、あるいはちょっと頑張れば、なんとかなる金額である。アルバイトしながらでも学費は払えるし、極端に云えば、1,2年がっつり働いて、学費を貯めて、それから入学しても決して遅くは無い。学費は言い訳にならない。

 まあ、私大の医学部だと、ちょっとハードルは高いかもしれないが、それでも何とかなる金額だろう。それに、医師になってしまえば、楽々返済できる金額だし。
 まして、文系、それも国公立の文系なら、それこそ学費は言い訳にならない。

 話が逸れた。ゴウルド、がんばって。

 あと、彼の名前はGOULDという綴りなので、GOLDと差別化するために、、当面は「ゴウルド」と表記します。気分次第で変更するけどね。


 5巡151位 ジェイロン・カーリーズ S ミズーリ大学

 6−3、227パウンドという、なかなかに立派な体格のセイフティ。

 んで、ドラフトガイド誌で調べたものの、記述がない。「まあまあ、このくらいの順位じゃ、記述がないのも仕方ないかなあ。」と思って、とりあえず、公式ページのスカウティングレポートを見てみたら、ラインバッカーへの転向が予想されている。

 それで、LBの項目を調べてみたら、リンディ誌で「アウトサイド・ラインバッカー」としてカテゴライズされていた。

 そういう事だったのね。体格的には、完全にLBだしね。現行のコルツだと、ロニー・ハリソンみたいな感じね。

 また、大学時代はスペシャルチーム・エースでもあったらしい。期待できる。


 5巡164位 ジェイリン・シンプソン S オーバーン大学

 こっちは純粋なセイフティ。両ガイド誌でも「セイフティ」に分類されてた。

 パスカバーが得意で、ゾーンもマンもいける模様。大学では、3シーズンのスターターで7インターセプトと、それなりのボールホーク。ただし、インターセプトを狙うあまり、裏を取られる事もあるみたい。

 また、6−1、179パウンドと、ちょっと華奢なので、タックル等を含むランサポートは苦手みたい。純粋なカバーセイフティ、フリーセイフティ特化型か。

 CBからの転向組みなので、CBもいけるかも。

 ガンガレ。バークリー先輩も応援してるって云ってたぞ(未確認情報)。


 以上、5巡終わり。

 5巡は3つだったので、戦々恐々としていたが、6巡7巡はひとつづつ。ホッ。


 6巡201位 ミカ・エイブラハム CB マーシャル大学

 さすがに、この順位だと私の所有する両ガイド誌にも記載がなく、公式ページ頼み。

 5−9,185パウンドのチビッコ・コーナーバック。ムーア先輩が5−9、190パウンドなので、んな感じ。

 で、大学5シーズンで12インターセプトと、なかなかのボールホークっぷり。特に、2022シーズンは13ゲームで6インターセプトと荒稼ぎ。でも、やっぱり、インターセプトを狙い過ぎて裏を取られがちとの評もあり。

 で、今軽くウィキで調べてみたところ、なんと、あのティム・ジェニングスさんのいとこだったりもする。思わぬところで、縁故採用。そうして、同じくチビッコ・コーナーバック。

 ティム・ジェニングスさんについて知らない若い人の為に補足しておくと、ティム・ジェニングスさんは元々コルツがドラフトしたチビッコ・コーナーバックだったけれども、当時のコルツディフェンスはカバー2スキームを採用していて、コーナーバックに体格を求める為、それにフィットせず(なら何故、ドラフトした?)、ルーキー契約後にコルツを去り、ベアーズでそれなりに活躍した選手である。

 一般的なNFLファンにとっては、ベアーとしての印象の方が強いと思う。そのベアーズ時代にプロボウル出場歴もあり(2012,2013)。また、2006シーズンの優勝メンバーでもあります。スーパーボウルのスターターかと思って、ウィキで調べたら、違ってた。つか、出場もしてない。ケガしてたのかも。

 しかし、長々長々とスポーツファンをやってると、このティム・ジェニングスといい度会といい、血統的な、競馬的な楽しみ方もできますな。こうなると、嫁の血筋も気になる。いや、それは関係ないか。

 また、マーシャル大学つう事で、あのランディ・モスさんの後輩にあたる。んで、ジェイソン・ウィリアムズさんの後輩にもあたる。マリファナ厳禁。


 で、最後、7巡は、


 7巡234位 ジョナー・ラウール DT オクラホマ大学

 6−5、289パウンドの軽量DT。

 運動能力は高いらしいが、読みやテクニックに欠ける模様。運動量で勝負するタイプといったところか。

 例によって例の如く、軽くウィキで調べたところ、元々はハワイ大学。そこで好成績を収めて、スーナーズにお転向したらしい。つか、ハワイ大学の愛称って、レインボウ・ウォリアーズつうのな。初めて知った。

 ガンガレ。


 以上で、2024コルツドラフトはおしまいなのであるが、コルツ以外で気になった事をひとつばかし。

 前々回の記事で、「ジャーマイア・トロッターJr.はゼッテ―いらねー。イーグルスが、責任以って指名しろよな。」とか書いてたら、私の声が聞こえたのか、いや聞こえてる訳ねー、ホントにイーグルスが5巡155位で責任以って指名。ちと驚いた。つか笑った。

 2巡から4巡まで、結構評価の割れていた選手だけれども、5巡まで落っこってしまうとは。

 ざっと、スカウティングレポートを読んだ限りでは、「元気があるのは認めるが、根本的な体格と運動能力不足。パスカバーとブリッツは合格点だが、ランストップに課題。とりわけ、パワーランが大きな課題。」みたいな感じ。

 NFLプレイヤーとしては、根本的な体力不足と見られたか。

 でも、なんとか5位に引っかかる。父親が泣いたか。ねじ込んだか。脅したか。殴ったか。「てめーコノヤロー、俺の息子、指名しやがれ(怒怒怒)」。GMが血と涙を流しながら指名してたら、笑える。

 つか、父親も評価が割れるというか、使い方の限定される選手だったもんな。これも血筋か。父親は、確か息子とは逆に、ランストップ特化型でパスカバーが苦手みたいな選手だったと記憶してる。間違ってたら、ゴメン。

 悪口ばっか書いちったみたいだけど、意外に大活躍したりしてな。と、すかざすフォロー。ガンガレ。


 最後に、ドラフトとは関係ないけど、コルツというか、元コルツの選手二人について。

 ひとりはミンシュー君。

 今オフ、レイダースと2年25ミリオンで契約。2023年のコルツとの契約が1年3.5ミリオンだから、単純計算だと凡そ7倍、1年換算だと凡そ3.5倍の収入をゲット。悔しい〜。じゃなくて、何、結局、コルツの2023シーズンはミンシュー君のキャリアアップの為だけに費やされたって事なの。何の見返りも無く。だったら、エーリンガー使っとけよ。何のための9勝じゃ〜い。15位じゃ〜い。エーリンガー使って、4位の方が遙かにマシだったわ。ハ・ル・カ・にな。すいません、僕、人間が小さいんです。


 もうひとりは、ヴォンタ・デーヴィス。

 2024年4月1日、自室で死んでいるのを発見された。享年35歳。お悔やみ申し上げます。R.I.P。なお、死因は不明で、調査中との事です。

 ヴォンタというと、パガーノのマイアミ人脈の一人で、それが理由で私は心の底から好きにはなれなかったけども、コルトとしては、しっかり働いてくれた。

 コルツには、6年在籍し、最後の2017年は5試合しか出場していないので、実質5シーズンで、何と13インターセプト。インターセプトだけがCBの全てではないけれども、私のファン歴ン十年で、コルツ・ベストのコーナーバックだったと断言できる。

 まさか、こんなに若くして亡くなるとはねえ。ヴァ―ノンも嘆いている事だろう。


 ただまあ、それはともかくとして、前々から幾度となく書いているが、NFL選手って死に過ぎじゃね。

 メジャーリーグやNBA、あるいは日本のプロ野球と比較しても、明らかに死亡率が高いような気がする。その他のスポーツ団体でも、例えばコービーのように、それなりに死者は出るけれども、NFLは、それらに比して、明らかに死亡率が高いと思う。今回のヴォンタも、所謂「怪死」だし。

 理由はさっぱり分からない。私には全く不明である。

 ちなみに、これが大相撲ならはっきり分かる。「デブ」である。

 「デブは死ぬ」、これは金言だから、鉄則だから。おい、世界中のデブ、耳の穴かっぽじって聞いとけよ。「デブは死ぬ」。

 大昔、グレート義太夫が医師に云われたそうである。

 「私も、この仕事を始めて40年近くたつのだけれど、これはハッキリ断言できます。デブは死にます。40代50代でポックリ死ぬ人の多くは太ってます。医学的な理由は、私には全然分らないんですけど、これは経験上間違いありません。デブは死にます。」

 こう云われて、義太夫は慌ててダイエットを始めたそうである。松村も、その影響を受けたんじゃないかな。

 まあ、実際、デブは死んでいるよね。数多くの相撲取りは言わずもがな、香川とかナンシー関とかウガンダとか中島啓江とかね。

 まあ、高木ブーみたいなのもいるけどさ。

 あと、10年くらい前から、私は「彦摩呂は死ぬ。彦摩呂は死ぬ。」と言い続けているのであるが、死なない。死なないデブもいる。

 ブーや彦摩呂はともかく、単純に考えても、デブは体に悪いよね。例えば、標準体重60キロの人が100キロだとしたら、常に、常住坐臥、40キロの重りを付けている、謂わば「亀仙流」状態なんだもの。体に負担掛けるよね。しかも、この甲羅は、痩せない限り、外れない。

 なんか、随分話が逸れちゃったけど、ヴォンタ・デービスよ、さようなら。背番号21は永遠に。

                          大型連休を無駄に過ごした。2024/5/4

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