インディアナポリス研究会

歴史

墓碑銘


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 S.Taylor
4/1/1983−11/27/2007
   銃殺されたらしい。

 NFCの選手なのでインディとのからみはほとんど無い。調べてみると、昨年’06/10/22が唯一の対戦である。

 無駄にハードヒットな選手だったと記憶している。しかしそのハードヒットももう見ることはできない。さようなら ショーン・テイラー。

 しかし、ダレント・ウィリアムズといい、このショーン・テイラーといい。
                         2007/11/28

 
 チームはその後ひとつ負けたあと、4連勝でレギュラーシーズン終了、逆転でプレイオフ進出を決めました。しかしプレイオフは残念ながら初戦敗退。

                          2008/1/13 
 T.Kiel
11/24/1980-7/4/2008
   自動車事故で死んだ。

 いま、彼の事跡を調べていて初めて知ったのだが、’07シーズンはNFLでプレイしていなかったらしい。ドラッグ問題でSDを解雇され、それっきりだったということだ。

 となりのマックリーが派手だったせいか、地味な印象のプレイヤーであった。

 ご冥福を祈ります。


 絶対数が多いからか、どうもNFLプレイヤーは若くして命を落とすものが多い。こんなページは作りたくないのだが、新たに墓碑銘というページを作りました。S・テイラーもここに移籍します。

                            2008/7/17 
 C.Henry
5/17/1983-12/17/2009
   あんまり、こういう記事は書きたくないのであるが、ベンガルズのWR、クリス・ヘンリーが婚約者と痴話喧嘩の末、ピックアップ・トラックの荷台から半裸で落下、そのまま帰らぬ人となった。未確認情報も含みます。

 もともと素行不良で有名だった選手であるが、その死後のチームメイトの言動から察するに、非常に周囲から愛されていた人物だったらしい。いわゆる愛すべき男という奴であろう。そして、その人懐っこい性格から、所謂良からぬ人物も周囲に引きつける結果となり、様々な法的問題を引き起こしていたのだと思う。

 ここ数年は、そういう問題からも遠ざかっており、生活態度を改めたともっぱらの評判だったが、こういう最期になってしまった。
 良くも悪くも子供だったのだと思う。スポーツマンにとって「子供っぽさ」というのは必須の条件であるから、それ自体を責めることはしない。

 プレイスタイルは、高さと速さを兼ね備えた、昨今流行りのワイドレシーバーの一人であり、そういううタイプにありがちなハンドの悪さというのも無く、なかなかのシェアハンドだった。
 数年前までは、カーソン・パーマー、チャド・ジョンソン、T.J.ハシュマンザーダ、ルディ・ジョンソンらとシンシィ強力オフェンス陣の一翼を担っていた。当時のシンシナティは、上記のようないわばフューチャー・コルツとでも言うような陣容だったが、それは結局フューチャーのまま終わってしまった。

 この「墓誌銘」のコーナーはもともとショーン・テイラーを忘れないようにと作ったのであるが、まさかこんなハイペースで記事が増えていくとは。これがアメリカ全体の死亡率に比して高いのか低いのかはよく分からない。しかし現役選手の死のニュースはもう書きたくない。

 なお、このコーナーは原則的に現役選手のみを扱う事にしているで、マクネアの記事は作りません。オフに海難事故に遭ったコーリー・スミスやマーキス・クーパーも一応行方不明ということで記事は作りません

 今ちょうど私のパソコンのフットボール・ニュースのガシェットにクリス・ヘンリーの葬儀のニュースが流れています。

                            2009/12/23
G.Adams
6/8/1983−1/17/2010
 NFL業界がプロボウルやスーパーボウルで盛り上がっている時に、こういう記事を書くのも気が引けるが、時宜を逸したくないので、書いておきます。訃報です。

 バッカニアーズ、ベアーズで活躍したゲイネス・アダムスが心臓の病で突然死しました。

 もともとドラフト時では、No.1パスラッシャー、No.1DEの評価を受け、私も多少は色目を使ったりしたのであるが、当然の事ながらコルツとは縁が無く、全体4位でバッカニアーズ入りした。

 しかしその後は、バストとまではいかぬものの、前年度のマリオ・ウィリアムズに比べても、いまひとつのスタッツで、2009年シーズン中にベアーズにトレードされ、そのシーズン終了後の突然の死である。人間の運命なんて、何が起こるか分からぬものである。

 コルツ絡みでは、記録を調べたところ、2007年第5週にヴィナテェリからFGブロックを奪っている。

 ご冥福をお祈りいたします。

 しかし、この墓誌銘の4名の内3名が1983年生まれ、これは何かの暗合か。

                            2010/2/1
 
K.McKinly
1/31/1987-9/20/2010
 詳細は不明であるが、自室で銃による自殺を図った模様である。

 大学は南カルフォルニア大、現ミネソタのシドニー・ライスの反対側として活躍したようである。

 2009年のドラフトで5巡全体141位でデンバー入り、ルーキーイヤーの昨年は主にリターナーとして活躍していたようである。

 今季は膝の怪我でIR入り。

 よく知らない選手なので、これ以上のコメントは出来ないのであるが、ご冥福をお祈りいたします。

                            2010/9/21
J.Belcher
7/24/1987-12/1/2012
 詳細は不明であるが、恋人を銃殺した後、自殺した模様である。しかも、GMのピオーリやHCのクレネルの前でらしい。in front ofというのが、どの程度の距離なのかは良く分からぬが、アローヘッドの施設内で、恋人の銃殺について彼等に弁明した後、警察の到来を知り、自殺したらしい。

 KCで3年間、LBとしてスターターを張った選手らしいが、正直言って、この訃報に触れるまでは、彼の事を知らなかった。という訳で、ご冥福をお祈りいたします、としか言いようが無い。

 ここからはあくまで一般論になる。

 恋人を殺して、自殺というと、いかにも昼メロ的な死に方である。はっきり言って、私には同情は無い。当人達の気分的にはともかく、私のような部外者にとっては陰惨な印象しかない。彼がチーム内で、どのような地位にいたのかは皆目分からないけれども、余程親しい者以外にとっては、正直、哀惜というよりは迷惑な話であろう。むしろ、目の前で自殺されたピオーリやクレネルの方に同情を禁じ得ない。ロマン主義的道徳というのが、大概の場合、間違えているという事のひとつの証左であろう。

 上のクリス・ヘンリーの記事にもあるとおり、この「墓誌銘」というコーナーは、元々10年代を代表するセイフティになる可能性を秘めていたショーン・テイラーの死を悼んでのものだったのであるが、気が付くと随分鬼籍が増した。ギリギリ引退していたので、ここには記載しなかったがマクネアも死んでいる。

 多過ぎない。例えば、NBAでは、ここ最近死んだ現役プレイヤーというのはちょっと思いつかない。選手数に4倍くらいの差があるので、一概に比較は出来ないが、NFLは現役選手の死が多すぎると思う。MLBでは、確か数年前、誰か飛行機事故で死んでいたと思うが、それくらいしか思いつかない。

 しかも、このコーナーに列挙してあるとおり、拳銃がらみ、警察沙汰も多い。6名中3名である。当人の死にはつながらなかったが、バレスや、古くはレイ・ルイスも刃傷沙汰を起こしている。

 フットボール選手の社会的地位の高さと何らかの因果関係があると思わざるを得ない。尊敬される分だけ、軽蔑もされているという事を自覚すべきであろう。

                           2012/12/2(日)
E.Jackson
12/19/1991-2/4/2018
 このカテゴリーを作った時は、まさか現役コルツ選手についての記事を書くとは夢にも思わなかったが、その悪夢が現実になってしまった。エドウィン・ジャクソンが交通事故で死亡した。

 高速道路で路肩に停車していた時、無免許勝つ飲酒運転の車に轢かれたという事である。ご冥福をお祈りいたします。

 しかしまあ、何度か書いたが、やはり多い。この10年間で7人目、引退直後の選手は、この稿では記事にしない事にしているので、彼らも含めるともっと多いであろう。

 さて、エドウィン・ジャクソンについてであるが、2016シーズンはあまり見ていないので、正直言って、コルツの選手に対して大変申し訳ないのであるが、印象は薄い。8ゲーム先発、66タックル、2サック、立派な成績である。パガーノがいかにも好む、元気で運動量の多い、所謂「やんちゃ系」のラインバッカーだったのだろう。

 また、死後の追悼記事でもチーム内外の人々から愛されていたようで、所謂「いい奴」だったのだと思う。お悔やみ申し上げます。

 フルネームはEdwin joseph Jackson。

                         2018/2/14(水)
D.Haskins
5/3/1997-4/9/2022
 4年振りの訃報である。

 交通事故死である。道路を横断しようとして、トラックにはねられたとの事である。その際、飲酒や薬物服用との報もあるが、詳細は不明であるし、詮索するつもりはない。冥福を祈る。

 2019年のローズボウルでMVP。その年のドラフトで、レッドスキンズに1巡15位で指名され、その後、速攻バスト認定。そうして、ドラフトから3年後、帰らぬ人となる。人生何が起こるか分からない。1日1日を全力で生きんと。

 R.I.P。ハスキンス。

                        2022/6/20(月)
J.Gladney
12/12/1996-5/30/2022
 訃報2連発。

 こちらも交通事故死であるが、上のハスキンスとは異なり、自身の乗る車での事故死である。スピードオーバーで、前方の車に接触、スピンして、壁に激突、そのまま事故死したらしい。

 2020年のドラフト、1巡31位でミネソタが指名。すなわち、ジャスティン・ジェファソンの次にミネソタが指名した選手である。

 ルーキーイヤーから、CBとしてスターターを獲得も、例によって例の如くのDVで逮捕、ミネソタからリリースされる。

 その後、2021シーズンは、どのチームとも契約できず、2022年3月にアリゾナと契約、再起を図るも、思わぬ形で、帰らぬ人となる。

 R.I.P。グラッドニー。

 でも、多いよね、死ぬ人。NFLで。

 一応、この項は現役選手に限っているのであるが、この15年間で、ショーン・テイラー以来、9人。そのほか、元NFL選手も数えると、もっと増える。

 つい先日、6月1日に元カウボーイズのRB、マリオン・バーバーが38才で亡くなっている。

 NFL選手の死亡率が高いように感じるのは、私だけであろうか。

                        2022/6/20(月)